こんにちは、部品担当の成瀬です。
初めてフランス車プジョーに乗った時のお話しです。
いつもと変わらない道を、いつもと変わらない速度でプジョーを運転した際に
何とも言えぬ違和感を覚えました。
違和感の原因が「スピードメーター」だと気付いたのは数か月経過してからです。
日本車やドイツの車は60km/hで走行する際はスピードメーターの「60」に
合わせて運転しますが、その頃のプジョーやシトロエンはスピードメーターの
「50」と「70」の中間で走行する必要があります。
ではフランス車のスピードメーターはなぜ「10」「30」「50」「70」・・・と奇数で
刻んでいたのでしょうか?
答えはフランスの高速道路「オートルート」にあります。
オートルートの速度制限は130km/hで雨天時には110km/h、濃霧や降雪の際には
50km/hに設定されているからです。
しかし現在のプジョーとシトロエンは輸出する場合やワールドスタンダードを考慮し
「20」「40」「60」「80」・・・と偶数刻みに変更になったのだと思います。
もう違和感のないフランス車、ちょっと残念です。